あなたの会社、部署間の仲が悪くないですか?それ、理由があります。
あなたは会社で、部署間の仲が悪いな。
と感じたことはありませんか??
ちなみに、私はあります。
しかも、そう思うことがかなり多いと思っています。
部署間で仲が悪いのは、
あなたの会社だけではないのです!!
では、なぜ部署間の仲が悪くなってしまうのか。
それには、明確な原因があります。
それは、
内集団ひいき
とものが存在しているからです。
内集団ひいきとは??
内集団ひいきといってもあまりよくわかりませんよね。
簡単にいうと、内集団ひいきとは、
~内集団ひいきとは~
人は無意識に
”仲間”と”仲間以外”で
区別をしており、仲間内には好意的になりやすく、仲間以外は敵かもしれないと警戒する。
ということです。
この内集団ひいきを部署間に当てはめてみると、次のようになります。
「私は、営業部署に所属している。いつもお客様に対して頭を下げて対応している。本当にストレスの多い部署だ。しかし、企画部署はいつも事務所でおしゃべりをしている。企画部署はちゃんと仕事してないだろ。それで、同じ給料とはありえない。」
などといったようなことです。
サマーキャンプ実験
この内集団ひいきについて実験をしたものを
サマーキャンプ実験と言います。
このサマーキャンプ実験とは、
11歳から12歳の少年たちを集め、
2つのグループに分け、次のようなことをしました。
1.1週間グループ内の親睦を深めた。
2.2つのグループで賞金を懸けて試合を行った。
これらのように、グループの仲間意識を育てる行動をさせると、
自分とは別の集団には、敵対意識を持ち、このキャンプが終わった後も2つのグループ間で仲が悪くなった。
という実験です。
このように、人間はグループに共有している目的がある時、
他のグループに排他的(敵対心むき出し)になる。という可能性が秘められているのである。
では、どうすれば部署間で仲良くできるの??
その答えは、
2つのグループで協力しなければ達成できない課題を与え、その課題に取り組む。
そうすることで、敵対し合っていた2つのグループも仲間内であると判断することができるようになります。
ここで、1つ気を付けてほしいのは、
●一緒に、お昼ごはんを食べる。
●一緒に飲み会に行く。
といったような、イベントでは、仲良くなる可能性は薄い。
ということです。
サマーキャンプ実験でも、2つのグループの敵対心を緩和させるために、
映画や食事などの交流をさせてみたのですが、
無意味な交流は、むしろ敵対心を高める結果になりました。
なので、仲良くなるために、飲み会を開こう!!
なんて、バカな考えは辞めてくださいね。
参考文献
今回、紹介した内容は
こちらの本の、73ページ「自分の家の芝生はなぜ青く見えるのか」
を参考にしております。
これからも、心理学からあなたの悩みを解決できるように、努めていきたいと思います!!
それでは、次の投稿をお楽しみに!!